1.技術料金について

技術料とは故障の診断、部品交換など故障個所の修理および調整といった付帯作業にかかる費用です。

これには・・・

• 技術者に係る費用（人件費）
• 測定器、工具などの設備費
• その他一般管理費用（消耗品、事務管理などに要する費用）

が含まれます。
このようなさまざまな費用を製品ごと、修理箇所ごとに修理の難易度を基礎に算定し技術料として決めています。

修理中お客様の目に触れる部分は技術者の直接作業時間（費用）だけであり、技術レベルを維持し、お客様の要求に迅速、的確に応えていくための教育訓練に要する時間（費用）や修理を迅速に行うための事前準備にかかる費用、高度な技術商品に対応するための測定器の費用など、見えない部分が多くあります。

技術料はこれらの総時間（費用）をもとに決められていますので、直接作業時間だけでは判断できない要素があります。このように技術料は修理の難易度を基準に決められたもので、部品価格とも直接の関係はありません。

2.部品代金について

部品代とは、修理の際に使用した部品の代金です。エアコンなどでは、冷媒（ガス）なども含まれます。
部品の価格は、その部品の製造原価のほか長期間にわたる管理費用、修理に必要な時に短時間で入手できるように配置しておく費用などを加味して決められています。
さらに、製造用部品の大量・一括購入と異なり、修理用部品は経時劣化や需要変動などの問題から、少量・分割購入がされ、製造コストは高くなるのが普通です。